楽天カードは任意整理できる?楽天カードの支払いが苦しい人必見

楽天カード

「楽天ポイントで利用、何気なく利用明細をみたら残金がほとんど減っていない」
「楽天カードの支払いををリボ払いにしていたら、いつの間にかとんでもない額に」
「楽天カードを任意整理したときの具体的な効果を知りたい」

最近テレビCMやインターネット広告で頻繁に見かける楽天のクレジットカード。

楽天市場を利用する際にはポイントがつくので、多くの方に利用されています。

楽天カードはリボ払い利用で獲得ポイントが増えますよ、リボ払い専用カードに切り替えませんか?

といった類のキャンペーンを頻繁に実施してますが、『ポイントが2倍から3倍になるならお得かも!』と仕組みも分からずにリボ払い専用コースに切り替えていた人も多いのではないでしょうか。

リボ払いに変更してしまった結果、知らぬ間に金利手数料がたくさん発生してしまい、返済困難に陥いることはよくあるパターンです。

それでは、楽天カードの返済が苦しくなった際は、任意整理で解決できるのでしょうか。

今回は、楽天カードを任意整理すると『どのような効果を得られるのか』『どのようなデメリットが生じるのか』詳しく説明していきます。

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楽天カードとは?

楽天カードは、通販や国内外のスポーツチームのスポンサーで有名な楽天のグループ会社にあたるクレジットカード会社です。

前身は、オリックスとあおぞら銀行の共同で設立されたあおぞらカードで、『マイワン』という名のカードローンを提供していました。

そんな楽天カード最大の特徴は、なんといっても楽天スーパーポイントの還元率の高さです。

一般的にクレジットカードの平均還元率は0.5%といわれています。

1万円の買い物をして、50円分のポイントが付くイメージです。

それが、楽天市場での買い物で楽天カードを利用すると4%、楽天の加盟店では1%の高い還元率でポイントが貯まります。

さらに、楽天が提携している店舗では、ポイントが2~3倍になることも。

代表的な加盟店は、紳士服のコナカ、SUIT SELECT、メガネストアー、エースコンタクト、ENEOS、エステティックTBC、アート引越センター、自遊空間などがあり、衣服店から娯楽施設まで様々。

他にも楽天ならではのイベントも。

プロ野球の楽天ゴールデンイーグルス、サッカーJリーグのヴィッセル神戸が試合委に勝った翌日には、楽天市場での買い物ポイントが2倍となるのです。

次に限度額の高さも楽天カードの特徴です。

楽天カードのショッピング利用限度額は、WEB上で最大100万円まで申し込むことができ、コールセンターに連絡をすると、それいじょうの増額も可能。

もちろん、限度額の増額には審査があり、収入による返済能力、利用履歴、職場、勤続年数、住居形態など、他のクレジットカード会社同じ項目を確認した上で決められます。

楽天カードの最大の限度額は、300万円といわれていて、他のクレジットカードと比較してもかなり高額。

高価な買い物をする人や海外旅行を頻繁にする人にとっては嬉しい制度です。

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楽天カードの支払いを滞納すると・・・

楽天カードで買い物しても、キャッシングしても、翌月以降に一定の支払いが発生します。

支払いを滞納してしまうと、楽天カードが利用できなくなるだけでなく、最悪の場合、裁判に発展する可能性も・・・。

楽天カードの支払いを滞納し続けると、以下の10ステップで状態が悪化していきます。

①翌日~1週間ほどの滞納で、あなたに電話やハガキで催促がされるように

②限度額の減額や、利用の一時停止

③年14,6~20%の遅延損害金発生

④1~3週間の滞納で、あなたの勤務先に電話で催促

⑤1ヶ月以上の滞納で強制解約

⑥借金の一括請求(期限の利益喪失)

➆3ヶ月分以上の滞納でブラックリストへ

⑧楽天カードから訴状到着(出廷呼出)

⑨訴状到着から2ヶ月以上経過で、給料の差し押さえができるように

➉勤務先から呼び出し(裁判所から給料の差し押さえ書類が届いたがどうゆうことか)

前述したように、楽天カードの利用は借金をしているのと同じことなので、1日でも滞納すると損害遅延金(滞納したことへの罰金のようなもの)が発生します。

ショッピングの場合は年14.6%、キャッシングの場合は年20%です。

例えば、あなたにキャッシングで50万円の残高があったとすると、1ヶ月滞納した場合には、およそ1万円もの損害遅延金が発生することに。

また、1ヶ月以上滞納すると楽天カードから催促の電話がきたり、自宅にハガキや電報が送られてきます。

仮に家族と同居している場合、楽天カードの滞納が家族にバレてしまうでしょう。

その後も滞納が続くと、利用額を一括で請求されたり、裁判所から訴状がきて、最終的には給料を差し押さえられます。

楽天カードの使い過ぎで支払いができそうにない方や、すでに滞納している方、返済のために他のカード会社から借り入れをしている方は、かなり危険な状態です。

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楽天カードは任意整理できるのか?

楽天カードを任意整理できるか否かを説明する前に、まず任意整理について確認しておきましょう。

任意整理とは、裁判所を通さずに、司法書士もしくは弁護士がカード会社と直接交渉して、今後の金利(将来利息)を全て免除してもらう手続きです。また、毎月の支払金額も再設定します。

ここで、『楽天カードは任意整理の交渉に応じるのか?』という疑問がでてきます。

たしかに、任意整理は、あくまでも交渉ですので、楽天カードは任意整理に応じない、つまり交渉決裂する可能性があります。

しかし、結論、殆どの場合で楽天カードは任意整理に応じます。

当事務所では、楽天カードと350人以上の交渉を行ってきましたが、今まで任意整理の和解が成立しなかったことはありません。

なぜなら、仮に楽天カードが任意整理を拒否すると、あなたは個人再生や自己破産を選択せざるを得ません。

個人再生も自己破産も債務整理の1種なのですが、個人再生は元本を最大で1/5~1/10にまで減額、自己破産では借金をゼロにする効力を持っています。

一方で、任意整理は将来利息のカットと返済期間の見直しが主な効果となるため、元本は返済していく必要があります。

楽天カードからすると、個人再生や自己破産をされてしまうと、貸し付けた元本すら回収できない事態に陥ってしまうわけです。

個人再生や自己破産で減額された分は、どこからも補填されることは無いため、減額分が損失になるということです。

また、司法書士や弁護士が、楽天カードに任意整理の交渉を持ち掛けるということは、ご本人の返済が苦しい状況も明らかなため、

楽天カードは、利息を免除した上で最低でも元本が回収できる任意整理を受け入れるということになります。

楽天カードを任意整理した際の流れ

任意整理を個人で行おうとすると、楽天カード側が相手にしてくれなかったり、返済条件が不利になったりするので、司法書士や弁護士などの専門家に依頼するのが一般的です。

依頼する際の流れを順を追って見ていきましょう。

問い合わせ・相談

まず初めに、相談する事務所をインターネット等で探して問い合わせをします。

メールか電話で簡単に借金の状況を説明した後に、実際に会って相談という流れです。

依頼

相談をして、信用できると感じたら依頼をします。

任意整理を依頼するには、身分証明書、印鑑、楽天カードのクレジットカードが必要。

委任状という書類を取り交わして正式に依頼となります。

楽天カードに連絡

依頼を受けた司法書士・弁護士が受任通知を楽天カードあてに送ります。

受任通知とは、あなたが任意整理を行うことになり、依頼した司法書士・弁護士が代理人を引き受けたことを楽天カードに示すもの。

これによって、その後のやりとりは、司法書士・弁護士と楽天カード同士で行われ、楽天カードからあなたに対する連絡は一切こなくなります。

この受任通知の送付と同時に楽天カードからあなたの取引履歴(利用履歴)を取り寄せます。

引き直し計算

楽天カードから取り寄せた取引履歴をもとに引き直し計算を行います。

任意整理では、借金の残高を確定させるために、引き直し計算で過払い金(法外に払い過ぎた利息)が発生しているかを調べるのですが、楽天カードには過払い金が発生することは殆どありません。

楽天カードで過払い金が発生したとしても、数千円程度が多く、発生した過払い金は元本の減額に充てこまれます。

交渉・和解

引き直し計算した金額で司法書士・弁護士が楽天カードと交渉。

任意整理では、将来利息や手数料をカットした金額で最長5年(60ヶ月)の分割払いで和解になります。

依頼費用の支払い

上記の交渉をしている間に、先に司法書士・弁護士への依頼費用を支払います。

費用相場は任意整理する貸金業者1社につき3~5万円。

これを3~4ヶ月の分割払いで支払います。

返済開始

和解して依頼費用を支払い終えると、いよいよ借金の返済開始です。

支払い先は、直接楽天カードあてとなります。

月々の返済額は最低額に設定されていますが、余裕があるときには多めに返済しても構いません。

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楽天カードは過払い金が発生するのか?

任意整理をする際に、借金額を正確に確定させるために、利息制限法に基づく引き直し計算というもの行います。

2008年以前、利息制限法を超える金利で貸し付けていたカード会社が多数存在していたました。

過払い金とは、利息制限法よりも高い金利で返済をしてしまっていた分のことを指し、過払い金は取り戻すことが出来ます。

それでは、楽天カードも過払い金が発生しているのか?

とうことですが、楽天カードで過払い金が発生することはありません。

なぜなら、楽天カードは利息制限法に従った金利で貸し付けを行っていたからです。

つまり、楽天カードを任意整理したとしても、元本が減額されることはありません。

しかし、旧楽天クレジット・旧楽天KCカードは、29%前後の金利、いわゆる違法金利で貸し付けていた過去があるため、過払い金発生の可能性があります。

ただし、過払い金の請求先は、楽天カードではなく、ワイジェイカード株式会社となります。

楽天カードを任意整理した事例

東京都八王子在住のAさんが、楽天カードで作ってしまった借金を任意整理をした事例を紹介します。

Aさんは楽天カードでリボ払い設定をしていて、ショッピング枠で63万円、キャッシングで31万年の合計94万円を利用。

毎月の返済額は3万5千円でしたので、完済するころには、総額で126万円支払うことになります。

なんと利息分だけで32万円も余計に払っていく予定だったのです。

Aさんには楽天カード以外にも消費者金融から借金があり、毎月の返済ができなくなったことで任意整理を決心しました。

任意整理で利息を全てカットできたので、元本の94万円のみを返済していくだけに。

60回(5年)払いで和解したので、月々の返済額は1万7千円となり、当時支払っていた月々の返済額の3万5千円から1/2となりました。

返済総額:126万 ⇒ 94万
月々の返済額:3万5千円 ⇒ 1万7千円

リボ払いが終わらないと感じている方にリボ払いの罠を解説

楽天カードを任意整理するための基準

楽天カードは誰でも任意整理できるわけではありません。

任意整理では、元本は返済しなければいけません。

特に、楽天カードの場合、過払い金が発生していることは殆ど無いため、現状の借金分(ショッピング+キャッシング)から減額されることはありません。

楽天カードは、60回の分割払いに応じてくれ、他のカード会社と比べると非常に良心的ではありますが、最大60回払いできる能力が必要になってきます。

あなたの楽天カードの借金を60で割ってみてください。

仮に楽天カードから100万円の借金がある場合、任意整理すると

100万÷60≒17,000円/月

となるため、月々の返済額が17,000円なので、毎月これを返済していける能力が無ければ任意整理できないということです。

200万円の借金であれば、

200万÷60≒34,000/月ですね。

ただし、60回払いというのは、最高分割回数ですので、実際にはもう少し返済額が高くなる可能性があります。

楽天カードを任意整理した際、月々の返済額がいくらになるのかは、楽天カードが応じてくれる分割回数に依存しますが、これは、あなたの借金額や借り入れ年数、司法書士や弁護士の代理人の交渉力によって変わってきます。

「自分の楽天カードを任意整理すると月々の返済はいくらになるのか」を知りたいという方は無料で診断しておりますので、当サイトの無料診断フォームをご利用ください。

楽天カードを任意整理するデメリット

一方、楽天カードを任意整理することによるデメリットもあります。

1つ目にブラックリストに載ってしまうということ。

ブラックリストとは、個人の信用情報に延滞情報や債務整理したことが記録されている状態のこと。

ブラックリストに載ると、消費者金融の利用クレジットカードの利用などの借金全般ができなくなることに。

しかし、一生ブラックリストというわけではなく、任意整理の場合は5~7年間です。

2つ目は、今後楽天カードを使えなくなる可能性が高いこと。

一度任意整理をすると、ブラックリストに載る5年間が過ぎても、楽天カードを再度使えなくなる可能性が高いです。

個人の信用情報以外に、会社ごとでも債務整理などの記録を残しており、任意整理後にカードに申し込んでも審査に通る可能性は低いでしょう。

ただ、絶対に作れないということではなく、あくまで楽天カードの裁量によります。

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まとめ

楽天カードは作りやすくて、魅力的なサービスが充実しているので、ついつい使い過ぎて返済ができなくなってしまう方は多いです。

楽天カードは任意整理に応じてくれやすく、60回分割を受け入れてくれます。

また、将来利息・遅延損害金もカットできるため、月々の負担額はかなり低くなるため、楽天カードの支払いが苦しいと感じている場合は任意整理することをおすすめします。

また、既に楽天カードへの支払いが遅れている場合は、任意整理することにより、一時的に返済をSTOPすることができますし、督促などの連絡も止めることができます。

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執筆者情報

司法書士・行政書士 山口 広樹
司法書士・行政書士  山口 広樹

横浜市出身で司法書士・行政書士15年目。
かながわ総合法務事務所の代表。
債務整理や過払い金請求を専門にし、累計の解決実績5000件以上。

・司法書士(神奈川県会2376号)
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・行政書士(神奈川県会4407号)
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