クレジットカードが払えない!!任意整理なら解決できる?

クレジットカードが払えない

「お財布が空なのにクレジットカードの返済日が来てしまった・・どうしよう??」
「クレジットカードの借金も任意整理の対象にできるのだろうか?」

あなたはクレジットカードを自分のお金のように使ってはいないでしょうか。

クレジットカードは何となくスマートなイメージがありますし、お買い物で利用するため、あまり気にせずにジャンジャン使ってしまう傾向にあります。

しかし、クレジットカードでお買い物をすれば、それは消費者金融で借金をしてお買い物をしている行為と何ら変わりはないのです。

これに気づかず、気付けば借金地獄、というパターンはよく見受けられます。

もし、クレジットカードを使いすぎて焦っている方は、任意整理を検討してみましょう。

任意整理は将来利息遅延損害金をカットでき、債務整理の中でもリスクの少ない手続きで、大変多くの方が利用する救済手段なのです。

それでは詳しく見ていきましょう。

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目次

クレジットカードでの借金の増え方

まず、クレジットカードは、ショッピングだけで借金が増えるわけではなく、キャッシングも利用可能です。

キャッシングであれば、消費者金融で借金している状態と変わりありません。

例えば、あなたが金利15%で200万円をキャッシングしており、毎月4万円返済していくとした場合、79回の返済が必要になります。

これは、利息だけで116万円取られていることになり、返済期間も7年弱と長期返済になってしまいますね。

リボ払いにおいても同様のことが言えます。

リボ払いは毎月一定額を返済していく方法なので、毎月3万円しか返済しなければ、先ほどのキャッシングの例と同じことになってしまいます。

このように、クレジットカードも消費者金融での借金と何ら変わりはないのです。

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クレジットカードの借金で困ったらまずは任意整理を検討しよう

クレジットカードの借金を解決するには債務整理をすることが最も得策と言えます。

債務整理には主に、任意整理、個人再生、自己破産があります。それぞれ特徴がありますので詳しく見ていきましょう。

任意整理はどんな手続き?

まず、債務整理の中で最もリスクが少なくお勧めしやすい手続きが任意整理です。

任意整理はあなたと債権者(消費者金融・銀行・クレジットカード会社)の和解によって進める手続きで、利息や遅延損害金がカットでき、無理のない返済計画に基づいて完済を目指していくことができるようになります。

ここで、先ほどの例を思い出していただきましょう。

もし、あなたがクレジットカードでキャッシングやリボ払いを利用しているとして、金利15%で額が200万円、毎月4万円返済していくとした場合、79回の返済が必要になりましたね。

利息だけで116万円取られており、7年弱もの長期返済が必要でした。

ここで任意整理をしたとするとどうでしょう。

任意整理は利息をカットすることができるので、前例で言えば116万円を返済せずに済み、毎月4万円を返済していけば約4年で済むわけです(200万円÷4万円 =50カ月)。

116万円と、3年の差は大きいですよね。

もちろん、毎月の返済額を無理のない額に下げ、返済期間をもう少し伸ばしても良いでしょう。

例えば、5年で返済するのであれば、毎月3万3千円程の支払いでもいけますよね。

また、任意整理は一部のカード会社の借金だけを整理対象にできるという点も任意整理のメリットです。

例えば、あなたがローンでバイクを購入した場合、そのカード会社を整理対象にしてしまうとバイクを没収されてしまう可能性があります。

バイクを維持したいのであれば、整理対象からそのカード会社だけは外したいですよね。

そういったケースで任意整理は役立つわけです。

なお、債務整理をするとブラックリストに載り、カードを利用したり、新たに作ったりすることができなくなります。

ブラックリストからあなたの情報が削除されるまではカードが利用できませんが、その期間は任意整理が5~7年、個人再生や自己破産は5~10年となります。

任意整理が最もブラックリストに載る期間が短い点からも、リスクが少ないとお分かりいただけるでしょう。

その他、人に知られずに手続きを進められる点も任意整理が人気の理由です(官報という国の新聞のようなものに載らないため、個人再生や自己破産は載る)。

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個人再生はどんな手続き?

個人再生は裁判所を通して進める手続きで、借金を最大で1/5~1/10まで減額することができます。

マイホームを残しながら返済を進められる点も特徴の一つです。

多額の借金があるがマイホームは手放したくない、という方に最適な手続きと言えるでしょう。
 
ただし、前述したとおり、個人再生をしていることが人にバレる可能性が否めない点はデメリットと言えるかもしれません。

理由は官報という国の新聞のようなものに載ってしまうからでしたね。

とは言うものの、官報が原因で人にバレてしまうリスクは極めて低いと言えます。

理由は、官報は法律事務所や金融関係の方などのごく限られた業種の方しか見ていないためです。

そのため、まわりの方に気づかれるリスクはあまり意識しなくても良いかもしれません。

官報以外で人にバレるかもしれないリスクを挙げると以下のような点が挙げられます。

官報以外で人にバレるかもしれないリスク

・収入を証明する書類を会社に依頼してバレる

個人再生や自己破産をするためには、自分の収入を正確に報告しなければならないので、退職見込証明書、源泉徴収票、給与明細書などが必要になってきます。

これらの書類を入手するための、会社にお願いしなければなりませんが、その際に不審に思われてバレてしまう可能性も否めないでしょう。

・裁判所に行くことでバレるかもしれない

個人再生や自己破産は、任意整理のように債権者との和解によって進める手続きではなく、裁判所を通して行う手続きなので、裁判所に行く必要があります。

裁判所には、平日の昼間に行かなければなりませんで、状況によっては会社や家族に不審に思われてバレてしまうかもしれません。

・配偶者の収入書類が必要になりバレてしまう

個人再生や自己破産は、裁判所を通す手続きであるため、提出書類が数多く必要になります。

例えば、毎月の光熱費が配偶者の預金通帳から引き落とされている場合には、配偶者の通帳のコピーや、取引明細書が必要になる可能性があります。

その他、共働き世帯であれば、自分の書類だけでなく、配偶者の給与明細や源泉徴収表が必要になる可能性もあります。

このようなケースでは、配偶者に書類を提出してもらうよう、お願いしなければいけないので、バレる可能性が高くなるでしょう。

個人再生のデメリットは、人にバレる可能性が少なからずある点以外で挙げると、全てのカード会社の借金を対象にしなければいけない点は注意すべきと言えるでしょう。

自己破産はどんな手続き?

自己破産も個人再生と同様に裁判所を通して行う手続きです。

自己破産は借金をゼロにできる代わりに財産を失うことになる手続きです。つまり、借金と財産を相殺する手続きということですね。

クレジットカードの借金でそこまで大きな額を抱える方は少ないかもしれませんが、相当な額を抱えてしまった方、とにかく借金をゼロにしたい方は自己破産を選択することになるでしょう。

自己破産のデメリットは何と言っても財産を失ってしまうことでしょう(生活に必要な最低限の財産は残すことができます)。

なお、自己破産も個人再生と同じく人にバレやすい点はデメリットといえるでしょう。

個人再生と同様に、官報以外の経路で人にバレるリスクも否めません。つまり、前述した「官報以外で人にバレるかもしれないリスク」と同じことが言えるわけですね。

さらに、自己破産特有のリスクとしては、債務者名義の財産(不動産、預金、株など)がほとんど没収されてしまう点が挙げられます。財産が没収されれば家族にはバレてしまう可能性は高いと言えるでしょう。

ちなみに、自己破産の方法には「同時廃止事件」と「管財事件」の2種類があります。

同時廃止とは、債務者に換価する財産がない場合に行われる方法で、この方法だと裁判所との手続きが簡略化されるため、官報以外の経路で周囲にバレるリスクは下がります。

自己破産で人にバレる以外のデメリットは、個人再生と同じく、全てのカード会社の借金を対象にしなければならない点と言えるでしょう。

自己破産について詳しくはこちら

おまとめローンについて

クレジットカードの借金でお困りの方が債務整理以外で考える方法があります。

それは、「おまとめローン」です。

おまとめローンは返済先のカード会社をひとつにまとめることができるので、管理は楽になりますが、消費者金融が提供するおまとめローンは貸金業者からの借金が対象で、クレジットカードのショッピングによる借金は対象外なのです。

それでは「銀行系のおまとめローンはどうか?」とお考えになろうかと思います。

銀行系であればまとめること自体は可能ですが、審査が厳しいのであまり期待しない方が良いと言えるでしょう。

もし、審査を通過したとしても、金利がクレジットカードのリボ払いと変わらない、もしくはそれ以上取られる可能性があります。

どういう事かと言うと、銀行系カードローンの中には、審査が緩めでクレジットカードのリボ払いをまとめるローンもあるのですが、リスクが高いので金利も高めに設定してあるのです。

このように、銀行系のおまとめローンでは審査が厳しかったり、金利が高かったりするのであまり得策とは言えないでしょう。

任意整理とおまとめローンの違い

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クレジットカードでのお買い物も借金

クレジットカードはショッピングで利用するイメージがあり、借金という感覚をお持ちでない方もいらっしゃいます。

しかし、クレジットカードも消費者金融で借りるような借金と何ら変わりはなく、管理が甘いと一気に借金地獄へ陥ってしまいます。

特に、リボ払いを選択すれば支払いは後にまわせるので、目の前の支払いは楽になったような感じがしますが、これも非常に危険ですね。

リボ払いは支払いを後回しにしているだけなので、計算せずに使っていると雪だるま式に借金が膨らんでしまいます。

この調子で何枚ものクレジットカードでリボ払いによる借金を重ねれば、多重債務者になり返済に苦しむことになるでしょう。

返済が滞れば、当然厳しい督促が待っています。

とは言うものの、もう既に借金を膨らませてしまったのであれば一人で悩んでいても解決は難しいでしょう。

このような方は、まずはリスクの少ない任意整理を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

・クレジットカードもキャッシングやリボ払いを利用しれば消費者金融での借金と変わらない
・クレジットカードの借金の返済で困ったら、債務整理がベストな方法
・債務整理の中で最もリスクの少ない手続きは任意整理
・おまとめローンはクレジットカードの借金は対象外
・銀行系カードローンでのおまとめローンは審査に通りづらいだけななく、金利も高い場合がある。

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執筆者情報

司法書士・行政書士 山口 広樹
司法書士・行政書士  山口 広樹

横浜市出身で司法書士・行政書士15年目。
かながわ総合法務事務所の代表。
債務整理や過払い金請求を専門にし、累計の解決実績5000件以上。

・司法書士(神奈川県会2376号)
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