消費者金融やクレジットカード、銀行カードローンの返済…
「何とか返済できていたけど来月はきつそう」
「給料が返済でほとんど残らない…」
こうした状況を改善する1つの方法として、任意整理があります。
この任意整理は、どこに依頼できるかか知ってますか?
任意整理の依頼は、弁護士か認定司法書士のいずれかです。
それ以外のところには依頼できません。
そして、弁護士と司法書士に依頼する基準の差もあります。
そのポイントを整理していきましょう。
弁護士と司法書士に依頼するときの違い
①借金額の大きさ
借金額(任意整理を行いたい借金額)が、1つめのポイントです。
1社140万円を超える金額の場合には、司法書士に依頼することはできません。
利用が複数社あって、1社あたりは140万円以下なら、司法書士でも大丈夫です。
例えば、A社で100万円、B社で80万円、C社で30万円の借金があったとしても、1社あたりの借金額は140万円を超えていないので問題ないです。
②依頼費用
あくまで1つの傾向ですが、司法書士事務所よりも弁護士事務所のほうが費用は高いかもしれません。
しかし、司法書士事務所でも弁護士事務所でも、費用がとても高い事務所というのもあります。
任意整理の手続き費用は、1社あたり3~5万円が相場です。
中には、8万円や10万円といった事務所もありますが、費用が高額すぎるため、よほど気に入った事務所でない限り、依頼は避けたほうが無難です。
安心して依頼できるか
弁護士や司法書士には、それぞれ得意分野というものがあります。
傷害事件に強い弁護士、不動産関連に強い司法書士、そして、債務整理に強い司法書士といった具合です。
依頼する際には、任意整理を含む債務整理を専門としていて、実績が豊富なところに絞るほうがよいでしょう。
また、上記と同じくらい大事なのが、対応の良し悪しです。
相談対応の悪いところ、必要な説明をしないところもあり、依頼人とのトラブルがある事務所もあります。
相談をしている段階で「早く依頼をせかすところ」「デメリットの説明がないところ」「費用の説明をしっかり行ってくれないところ」は避けたほうが良いでしょう。
任意整理を依頼するということは、自分の生活や人生がかかっています。
安易に依頼をするのではなく、何社かに相談をしてから依頼するのが得策と言えます。