将来利息

将来利息とは、あなたの借金に対して、これから完済までに発生するであろう利息の合計のことを指します。借金をすると通常、利息が毎月発生します。利息は、元金による利率によって算出され、毎月の支払いは「利息+元金」の内訳になっています。仮にあなたが、年利15%・100万円の借金をしたとしましょう。

初月の利息は、

100万円×15%÷12ヵ月=¥12,500

初月に3万円を返済したとしましょう。

¥30,000-¥12,500(利息分)=¥17,500(元本分)

¥17,500が元本分に充てられますので、

100万円ー¥17,500=¥982,500(借金残額)

残りの借金額は、¥982,500ですので、2ヵ月目の利息は、¥982,500に対する利息となります。

¥982,500×15%÷12ヵ月=¥12,281

¥12,281が2ヵ月目の利息分になります。




このようにして、元本が減少していくと利息も減少していきます。

毎月、毎月、完済まで支払い続ける利息(赤文字)を合計したものが将来利息です。

つまり、任意整理における『将来利息のカット』とは、完済まで毎月のように発生する予定の利息を0にすることなので、無利息の借金という状態になるということです。

執筆者情報

司法書士・行政書士 山口 広樹
司法書士・行政書士  山口 広樹

横浜市出身で司法書士・行政書士15年目。
かながわ総合法務事務所の代表。
債務整理や過払い金請求を専門にし、累計の解決実績5000件以上。

・司法書士(神奈川県会2376号)
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・行政書士(神奈川県会4407号)
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